時々ファジサポblog

岡山サッカーレポーターblog改め

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2011.08.12

自分は松田直樹という選手を知らない

自分はセンターバックというポジションが好きだ
なんでかあまり考えたことはないが、熱血でマジメなタイプの選手が多いからだと思う

そのセンターバックのプレーの中でもっとも美しいプレーは、相手ゴール前へ飛び込んでいくプレーだと思っている
本来守るべきポジションを捨て攻撃に参加するプレー
オシム監督がトゥーリオのプレーを例に例えたのが

「CBの攻撃参加はハンマーの一撃」

重たいハンマーを相手に当て損ねれば大きな隙ができ、致命的な結果をまねく

が、渾身の力で相手を殴りつけることが出来れば
相手のディフェンスラインはこなごなに砕け散る


CBは責任感の強いタイプの選手が多いが、責任感が強いからこそ受け持ちポジションを離れることを恐れる
CBの前進は進めば進むほど勇気がいる行為で、それが相手ゴール前まで往くことはサッカー選手として最高の勇気と、チームへの信頼を表現していると自分は考えている

それはそのプレーが成功したか失敗したかではなくて、自分の重大な責任を抱えたまま前進する勇気こそが美しいから

でも、それがただの責任放棄だった場合、自分にとってもっとも嫌いなプレーになる



自分は松田直樹という選手を知らない
知っているとおこがましく言えるほどではないと言う意味で


たくさんの追悼文やニュースで知ったことのほうが、生前に知っていた知識より多いという状態で松田選手の弔いの言葉を述べるのは恥ずかしい

ただ、その後付知識でもし松田選手が自分の応援するクラブの選手だったら、
たぶん一番嫌いな選手か一番好きな選手かになっていただろうと思う

多くの人にとって松田選手は大嫌いになるか、大好きになるか、どちらかを強引に選ばせられてしまう存在だったんだろう


自分の松田直樹という選手に対する知識はあまりに少なく、弔いの言葉は思い浮かばない
ただ、とてもサッカーが好きだったんだろうなということは確かなんだと思う


かつてファジアーノを支え大きく育ててくれた選手たちの大量退団があった
自分たちはJのピッチに立つことはおそらくない
そう覚悟しながら全身全霊をファジアーノに捧げてくれた選手たち

その自らの分身ともいえるクラブから離れなくてはならなくなったとき、自分の足を自分で切り落とすようなつらい選択だったと思う


又聞きレベルの話でしかない
思い悩む選手たちに、ある選手がこう叫んだ

「そんなにサッカー好きなら、死ぬまでサッカー続ければいいじゃないですか!」



松田選手がそれを体現したとか言いたいわけじゃない
松田選手は愛するクラブにスパイクを脱ぐことを諦めてまでサッカーを続けることを選んだのだから、この先20年も30年もサッカーを続ける気だったに違いない

それが理不尽にも断ち切られてしまったからこそ、
多くの人が「悲しい」ではなく「悔しい」と表現したのだと思う



松田直樹は、もうボールに触ることは出来ない



だから、喪章をつけて戦う熊本戦で、自分は選手たちに
たくさんたくさんボールに触ってもらいたいと思って応援していた

ボールをもらうために、スペースを探し、マークを外し、手招きして、ボール保持者に近づいて
ボールのために走って欲しかった

ぶっちゃけそれは熊本の選手にも望んでいたし、自分の身勝手な思いだけれども、ボールへのワンタッチワンタッチが松田選手へのご焼香になるつもりで応援していた

だから、ロスタイムのパス回しが美しく嬉しかったことが
みんながたくさんボールにさわれた証拠にFW、MF、DFそれぞれのポジションの選手が結果として得点をあげられたことが、とても嬉しかった




かつての選手の多くは県リーグに所属し戦っている


ネクスは地域リーグで上を目指している


松田選手はJFLを戦いの舞台に選んだ


我々はJ2で


マリノスはJ1で優勝争いを


なでしこはW杯を日本に持ち帰ってくれた



カテゴリーなんて関係なく、サッカー最高だ!って言えるプレーを
生きている選手たちには見せてもらいたいと願っています

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