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岡山サッカーレポーターblog改め

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2014.03.20

大きな変化に挑むファジアーノ

毎年、スタートダッシュを誓いながら、思うようにいかないファジアーノ。
今年は例年とくらべ特にその印象が強い感じがします。

それは初年度、二年目を除くなら、3バックを導入した2011年の開幕の感覚に近い。

これは自分の勝手な妄想で、影山監督から直接聞いた話でもない。
今年のファジは3バックを導入した2011年に近い、それ以上の変化にチャレンジしている年なのだと考えています。
以下、だらだらと長い妄想ですがお付き合いを。


システムも、使う選手も変わっていないのにどこが??と思うでしょう。

その変化は、例えて言うなら、
「早い安いうまい」で評価されていた店が、
「良い食材にじっくり手をかけて提供する」高級店にシフトチェンジしようとしているものだと思います。


うん分からん。
だろうと思いますが、もうちょっと続けます。


「早い安いうまい」のお店はまずキッチンのシステムは簡素化されます。
仕入れてきた食材にはあまり手をかけず、簡単に焼きいれてしょうゆででも食ってもらう。
ベースのごはんには手をかけ、できるだけ炊きたてを提供する。

お米がうまければ、だいたいの定食はおいしく食べれるものです。

サッカーにおいてお米にあたるのが「走ること」
お米がおいしければ、のりとごま塩だけでもおいしいように、よく走るチームはたとえ全員へたくそでも気持ちよく試合が見れるものです。


「良い食材にじっくり手をかけて提供する」高級店
こちらは仕込みに時間がかかります。
食材をなべに入れて弱火でコトコト煮、アクを丁寧にとる
そうした過程をへて、それぞれの食材のうまみが別の食材にも染み込み、うまさが倍増されるのです。

ただし、仕込み時間をしっかり取れなかった場合、それは残念はものしか提供できません。
なべからあわてて取り出してきた食材は、本来の味が抜けてしまって水っぽかったり、火が通ってないので硬くて食えもしない。



別に、「早い安いうまい」お店でいいじゃないか。

もちろん、それでもいいんですが、そのお店がさらに上を目指すとき、その形態のままで目指すなら食材の高級化しかありません。
いい食材を仕入れてあまり手をかけずお客さんに出せば、ストレートに結果は出ます。
ですが、その方針をさらに突き進めていくと、高級食材をいかに仕入れれるかというライバル店との競争につきあたる。

いい食材を仕入れても、その仕入れルートを奪われたり、腕のいい仕入れ職人を引き抜かれたりするかもしれない。
結果、地力のないお店は市場でたまたまいい食材を仕入れた時だけ、よいものを出せるお店に落ち着く。


川又を仕入れられた2012年シーズンがそういう状態だったのだと思います。
2012年シーズンは、川又と中林の個の力で切り開いたシーズンだった。

川又が前でボールをおさめてくれるので、後ろは安心して前へ走り出せる。
CBが二人前に出た状態でカウンターをくらっても、中林がスーパーセーブをしてくれる。
前と後ろの力がかみ合わさったいい選手構成だった。


2013年シーズン
川又を失い、その穴を埋めるために補強はしたが、穴を埋めるまでにはいたらなかった。
荒田も押谷も特徴のあるいい選手だけれど、川又ほどの万能型ではない。

自然な流れとして、中林のセーブをみんなで補強するという守備偏向になり
荒田のけがと押谷の不調が重なり、ファジは矛を失い、盾だけの状態になってしまう。

このころから、影山さんの改革が始まってきたように思えます。
例えるなら、「盾で相手をなぐりにいく」戦術。

3バックとボランチ2人の5人+αでパスを回しながら、ボールを前線まで運び、ラグビーのモールのようにそのまま相手ゴールに押し込んでしまう。
これが、2014年版影山サッカーの目指す形だとにらんでいます。

今年の試合では、「バックラインでしかボールが回らないし、ボランチもバックパスばっかり」という声をよく聞きます。
でも、ボランチがバックパスをするたび、ボール回しをしているエリアは前進してないでしょうか?

このやり方は、横パスやバックパスを奪われたら一機にピンチになるし、前進はカメのようにのろいし、見ていて楽しくもない。
そして、何かを変えることで劇的な変化も期待できない。

ひたすら地味にボールを止める、蹴る、相手をいなす、動きなおす、という基本動作をGKも含めて
主に後ろの選手が技術向上しないかぎり結果がでない。

「そんなのほとんど無理だろ」という方もいるかもしれません。
ですが、気づいている人は気づいているんじゃないでしょうか?

中林のフィードが以前よりかなりマシになっていることを。
植田の縦パスがなかなかに効いていることを。


影山さんが目指す理想の頂上は、広島のようなサッカーなんじゃないかな、と想像しています。
その山頂を目指すルートはいろいろあるけれど、ベースのパスワークの向上は絶対に必要です。

影山さんと現場スタッフは、ネクスの導入や、ボールを返さない宣言等、理想を目指すとき前例に縛られない常識はずれなルートを選ぶ癖がある。
今回のルート選択も、すでにある道を選ばず、山頂にむけての崖を垂直に登るようなチャレンジに自分は思えます。

リスクは非常に高い。
一気にふもとまで滑落する可能性すらある。

正直、かんべんしてくれと思いますよ。
でも逆に、命綱であるわれわれを信頼しているからこそ、危険なルートを選べるのかもしれません。
それを甘やかしと言うのなら、そうなのかも知れません。

これから何度かあるであろう滑落で、命綱が切れてしまえば、おそらく谷底にたたき付けられることになるでしょう。

本当にかんべんして欲しい。
もうちょっと安全なルートを選んでほしい思いもある。


それでも、

「どんな時も、オレたちがついてる」

なんてかっこいいこと言ってしまってるんです。

5年それを言い続けて「それならよろしく頼む」

なんて言われたら、「お、おう!」って受けるしかないじゃないですか。
今の自分はそんな気分でいます。


最後に、飲食店のたとえを。
「早い安いうまい」の店で発展する方法は、ほかには多店舗展開することです。
ですが、サッカークラブはファジアーノ姫路店、ファジアーノ福山店とかの多店舗展開はできない。

一店舗だけで発展していくには、高級店への舵をいずれ切らないといけない。
そして、小さな店こそ食材にいろいろ手を加えないと生き残れません。

素材だけで勝負するお店は、その素材をマネされるだけで同じ料理を出されてしまいます。
でも、味付けや調理法に工夫をこらした料理は、簡単にはマネが出来ず、競争力を維持できるのです。
浦和が広島の選手をいくら引き抜いても、広島にはなれないように。


そして、「やべーうどんが食いてぇ」なんて
今の自分はそんな気分でいます。

玉壺は、今までと同じように水戸戦の日も営業しております。
ネクスと被ってますが皆様、今後もよろしくご贔屓お願いします。
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